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メッセージ

五十而知天命 代表取締役社長 平井 章裕

東日本大震災を境に人々の価値観が変わったように思われます。
食に於いては原発事故により、今まで安心、安全の代名詞のようであった「国産」という文字が、逆に産地、放射能等の要確認の代名詞のように騒がれました。

連日のように続く余震、原発停止による節電等により家庭での調理が難しくなり、中食と言われるスーパー、コンビニでの業務用冷凍食品と主とするお惣菜の購入頻度が上がりました。また餃子事件で一時期客足が遠のいていた家庭用冷凍食品売り場には、調理の簡便性を求めるお客様が戻ってきました。

アベノミクス効果で円安へと為替が動き、輸出産業が息を吹き返そうとしている昨今、国内需要の頭打ちから海外への輸出に活路を見出そうとしていた農水産物は、逆に原発風評被害を受けてその道を絶たれ、追い打ちを掛けるようなTPPによる関税撤廃の嵐に巻き込まれようとしています。

更にホテル、外食での産地、品種等の誤表示は国内消費者のみならず海外からの観光客が抱いている日本の食への信頼が失墜する事件でした。「北海道」というブランドも例外なく大きな深傷を負いました。

弊社は北海道に生産拠点を置くメーカーとして、「北海道」ブランドを全面に出した商品作りを行って参りました。

しかし、先の震災等で中国産食品に対する消費者のアレルギー反応は弱まり、逆風とも言うべき誤表示が「産地ブランド、品種ブランド」の価値を失墜させた今、そのようなブランドだけに頼らない差別化がメーカーに求められているように思われます。

誰もが、そのメーカーの商品であることを認識できる差異を明確に持つことが重要であり、それが迷わないリピーターを呼ぶことにつながると考えます。

弊社は、北海道に根付き、北海道産原料を主体として物づくりをするメーカー、というスタンスは今まで通り変えませんが、誰でもが、「これはモリタンの商品である」と認識出来る物づくりに邁進し、モリタンというブランドを通して北海道産原料の良さを皆様に知って頂けるようになりたいと考えております。論語為政篇の如く、社業50年で北海道と共に生きるという「天命を知り」、60年の「耳順」に向けて皆様の声に耳を傾け、わくわく感動するような商品を作り上げて参りますので、これからも皆様のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。

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